ロジカルシンキングあるある?
- 「しっかり考えてから決めよう」
- 「データを見て判断しよう」
- MECEだ。
- So What?のつながりだ。
こうした言葉は、現場でもよく聞かれるのではないでしょうか。
実際、ロジカル思考は非常に重要です。
私も数多くロジカルシンキング研修を依頼されてきたのでその重要度合いは理解しているつもりです。
事実を整理し、因果関係を押さえ、納得感のある結論を導く。
この力があるからこそ、組織は安定して成果を出すことができます。
ただ一方で、こんな場面に心当たりはないでしょうか。
- 「分析は十分にできているのに、最後の一歩が決まらない」
- 「選択肢は出ているのに、どれを選ぶかで止まってしまう」
これは、ロジカル思考が悪いのではありません。
むしろ、ロジカルに考えれば考えるほど、「どれも正しく見えてしまう」状態に陥ることがあるのです。
正解が一つではない時代において
VUCAと言われる不確定要素の多すぎる現代。
分析だけでは意思決定に踏み切れない構造が生まれやすくなっています。
- 市場データも揃っている。競合分析もできている。
- 収益シミュレーションも複数パターン出ている。
でも最終的にこうなります。
- 「どれも一長一短だよね…」
- 「リスクでいうとこっちだけど、成長性はこっち…」
👉結果:決めきれない。が発生します。
データは「比較」はできるけれど、「どれを選ぶべきか」までは「ロジカル」は決めてくれないからです。
では、その最後の一歩を何が決めるのでしょうか。
それが「どうありたいか」という価値判断です。
そして、この価値判断を担うのが「アート思考」であり「美意識」です。
アート思考とは、単なるひらめきではありません。
目の前の選択肢に対して、「自分たちは何を大切にするのか」「どんな未来を描くのか」という意味を与える力です。
言い換えれば、答えを選ぶのではなく、「答えを決める力」です。
だからこそ、
これからのリーダーには、ロジカル思考に加えてアート思考が求められます。
分析で選択肢を出し、最後は価値観で決める。
この両輪があって初めて、意思決定は前に進みます。
もし、組織の中で意思決定が止まっていると感じることがあれば、
それはロジックが足りないのではなく、
「決めるための軸」が不足しているのかもしれません。
その軸を育てること。
それが、これからの人材育成において重要なテーマになっていくと私達は考えています。
